スローフラワーってなに?

スローフラワーってなに?

four peas flowersを6年前に立ち上げた時から私たちは一貫してスローフラワーをコンセプトにやってきました。でもスローフラワーって一体何よ?と思っている方もいらっしゃると思います。

 

まずはスローフラワーより有名なスローフードから。

 

「スローフード」とは地球の生態系や環境に負担をかけず、季節や自然とのつながりを深めながら身近なところで作られた食べ物を楽しむ食べ物のあり方を広めようという運動です。

 

スローフラワーはこれと似ていて、花をタネからゆっくりと育てながら、季節や自然の呼吸に合わせた花づくりをさしており、花が栽培されるプロセスの中から生まれる環境へのインパクトに目を向けながら、なるべく近いところで育てられた花を広めようという運動です。

 

スローフラワーとの出会いは2015年ごろ、インスタグラムで発見したワシントン州の花農家さんの投稿がきっかけでした。それまで花は大好きでもお店で売られているお花がどこから来ていて、どのように育てられているかなんてあまり考えたことがありませんでした。

 

しかし、調べると花を育てるために多くの農薬を使ったり、温室を温めるためにエネルギーを消費したり、場合によっては遠い国から空輸したり、花卉栽培というのは思っている以上に環境へのインパクトが大きい分野であるということを知りました。これは消費者のニーズがあってこそのあり方で、たくさんのお花を美しく咲かせるためにはこのような作り方も必要だと思っておりそれを否定するつもりはありません。

 

ただ、私は無農薬・露地栽培で育てる少量多品種の花づくりに完全に魅了され、そこからはスローフラワーについて勉強し2017年にはスローフラワーを知るきっかけとなった花農家さん、Floret Flowerのオンラインワークショップに参加して花の育て方を学びました。翌年の2018年の秋にはオンラインワークショップで知り合った花農家さんのファームを訪問すべく、子ども2名を選抜してアメリカに行きました。

10月末に訪れ、ダリアがぎりぎりまだ咲いていた。

 

スローフラワーに関するデータや記事というのはググれば色々と出てくるのですが実際に日本でこの花たちを広げる活動をするなかで今後とても大切になってくるポイントが一つあると思っています。

 

私は完全の素人から花農家になったので日本の花卉業界に関する専門知識はほとんどありません。ただ、見ていると代々続いている花農家さんが多く、これは野菜にも当てはまることですがほとんどが男性というイメージが強く、それが理由でハードルを高く感じることが多々ありました。

 

一方で、私がアメリカで訪れたファームはたまたまかもしれませんが全て女性が1人で運営しており、家の裏庭(といってもアメリカだからめちゃくちゃ広いけど)でスタートしたばかりの女性がいたり、少しずつ農地を広げて事業を本格化している女性がいたり、街中の小さなプロットで花を育てている女性がいたり、本当に様々でした。そして、どの人もいろんなことを試しては失敗し、タネを発芽させるための場所が足りなかったら地下室の隅っこでやってみたり、インスタグラムで見る完璧な姿からは程遠いけれども自分達のできる限りのことをしながらコツコツと経験を積んで、綺麗な花を咲かせて、コミュニティの人たちに花を提供していました。

 

スローフラワーの仕事をしたいと思っていた初心者の私はスローフラワーをやりたいけど自分のやり方が本当に正しいのか。「ちゃんとした」花農家さんに見られたら邪道って思われるだろうか。という不安がありました。でも、アメリカで出会った彼女たちのマイクロファームを見て自分は間違っていない。むしろこれでいいんだ!と思えるようになったし、彼女たちの姿がインスピレーションと勇気の源になりました。

美しすぎる納屋の前にて

 

スローフラワーは花の地産地消を一つの大きな要素として挙げていますが花の地産地消を実現するためには小さい農家さんがいろんなところに点在していないと難しい。私が住んでいる地域には野菜の小農家さんはたくさんいても、花の小農家さんはいません。でも、それって伸びしろしかないってこと。大きな農園を持っていなくても、小さいところからでも良いから興味のある、花を愛している人たちが花を育て始めて、スローフラワーがスローフードみたいに当たり前の世の中になったらいいな。と私は思っています。そのために自分は何ができるのか?道は長いけどワクワクしかありません。

 

今年で6年目、だけどまだ6回目。今年も花と向き合いながらスローフラワーの道を切り開いていくのが楽しみです。

 

ジニアと早く帰りたい息子

 

いろんなファームに付き合ってくれた子どもたちのご褒美は本場のハロウィン。

 

 

 

 

 

 

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